今回は指数関数(exp,e)、対数関数(ln,log)のTex数式表現を取り上げる。
1. 指数関数の表現
まず指数関数は[tex:\exp(x)]
高校数学的には[tex: e ^{x}]
オイラーの等式(世界で一番美しい数式)[tex: e ^{i\pi}+1=0]
オイラーの公式は(これもなかなか美しい式)
[tex: \exp (i\theta)=\cos\theta+i\sin\theta ]
テーラー展開は[tex: \displaystyle \exp(x)=\sum_{n=0}^{\infty} \frac{x^ n}{n!} ]
指数関数の定義[tex:\displaystyle \exp(x)=\lim_{x \to \infty} \left(1+\frac{x}{n} \right) ^n ]
limitの下にx→∞と表示するために\displaystyle
を入れる。
双曲線関数は[tex: \sinh x=\dfrac{\exp(x)-\exp(-x)}{2}, \cosh x=\dfrac{\exp(x)+\exp(-x)}{2}]
双曲線関数は\sinh, \cosh, \tanh
とする。
2. 対数関数の表現
最も基本的な自然対数は[tex: \ln x]
対数の底を表示する場合、省略する場合[tex: \log_{10}x, \log x]
積の対数[tex:\log xy=\log x+\log y]
商の対数[tex:\displaystyle \log \frac{x}{y} =\log x-\log y]
底の変換公式[tex: \log_{a}x=\dfrac{\log\_{b}x}{\log\_{b}a}]
/dfrac
または\frac
で下付き_{}
内にtexコマンド\
を入れる場合、はてなで認識しない場合があり、対策としてエスケープをアンダースコア前に入れる。:\_
エンジニアリングで頻繁に使われるデシベルの定義は[tex: \displaystyle L=10\log_{10}\frac{P_2}{P_1}(dB)]
P1は基準となる電力(パワー)、P2は測定で得られた電力(パワー)