gnuplotによるグラフ作成19~コンタ―プロット
前回はからgnuplotによる基本的な3Dプロットする方法について紹介したが、今回はコンタ―プロットについて紹介する。
1. コンタ―プロットの作成
コンタ―プロット(等高線図)を作成するにはset contour
とすれば等高線が作成される。
f(x,y)=exp((-x**2-y**2)/20) set contour splot f(x,y)
以下のようなプロットが得られるが、3Dプロットに等高線が付随する形になる
等高線のみを表示するには、unset surface
とすると3Dプロット部分が非表示になる。また視点を真上にするにはset view map
などの追加設定を以下のようにする。
unset surface set isosamples 50,50 set view map set size square replot
上のコードを実行すると以下のようなコンタ―プロットが得られる。
2. コンタ―プロットの書式設定
コンタ―プロットの等高線の本数を指定するには、set cntrparam levels 本数
とする。例えば
set cntrparam levels 10 replot
set cntrparam levels incremental 初期値,刻み値
とすると初期値から刻み値ごとに等高線が引かれる。
set cntrparam levels incremental 0,0.1
とすると上と同様に0から0.1刻みで10本の等高線が引かれる。
つぎに等高線を滑らかにつなぐにはset cntrparam points 10
としてからset cntrparam cubicspline
とする。
set cntrparam points 10 set cntrparam cubicspline replot
等高線自体はスプライン補間されて滑らかになっているはずだが、見た目はあまり変わらない。set cntrparam points
の数は大きいほど滑らかになる。
他に等高線を滑らかにするにはset cntrparam order 10
などとしてからset cntrparam bspline
とする。
最後に凡例と軸数値が被っているので、凡例の位置を右の外側にずらす。
set key right outside replot
3. まとめ
今回はコンタ―プロットの表示方法と等高線の設定などについて紹介した。