今回は画像ピラミッドを応用したブレンディング処理でりんごとオレンジ以外の適用例について紹介する。
1. ボール
比較的丸いものとして、ボールを選んでみた。比較的同じ大きさで撮影されている画像が入手しやすいという点もある。 りんごとオレンジでは目立っていなかったが画像ピラミッドを応用したブレンディングを行うと、全体的に白っぽくなる。(恐らく再構成でラプラシアンピラミッド画像を足し合わせる際にコントラストがある境界で低解像度の画素値が影響してぼけが発生している)
表面の色が異なる場合も滑らかにつながっているように見える。
2. CG顔画像
Artbreederの顔画像を使って画像ブレンディングをやってみた。顔のサイズやライティングなど条件が揃っているので比較的画像ブレンディングがやりやすいと思う。
あまり違和感なくブレンディングできている。違う顔画像をブレンディングしたつもりだったが、顔の特徴が似ているので元々同じ顔画像からArtbreederで生成したものかもしれない。
特徴がかなり異なる男女の顔画像をつなぎあわせてみた。 画像の中心でブレンディングを行っているが、顔のサイズが若干違うところが目立つ。
ブレンディングを行うところを中心から数ピクセルずらすとつなぎあわせ箇所のサイズを合わせることができた。(左右の物体のサイズが大幅に違う場合はスケーリングなどの画像処理が必要)
3. 惑星
元の画像のサイズが若干異なっていたので、上と同様に数ピクセルずらしてつなぎ合わせる箇所を調整した。
4. まとめ
りんごとオレンジのブレンディングでは把握しづらかった、少し白っぽくなる点と左右のサイズが異なる場合の調整方法について確認できた。