つれづれなる備忘録

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Tinkercadによるマイコンシミュレーション2

 前回のmicro:bitのシミュレーションに関して、今回はブロックによるコーディングの方法とLEDディスプレイ上にパターンを表示する方法について紹介したいと思う。

1. micro:bitのコーディング

 実際にはpythonを使う方法があるが、Tinkercad上ではブロックを用いたコーディングのみ利用可能である。まず最初にコンポーネント基本またはすべてからmicro:bitをドロップするとコードタブが選べるようになる。 コードはブロックのみ(Arduinoの場合はテキストとブロックが選択できた)が表示される。使い方は以下のコード例のように、機能を選択するとその機能のコード要素が表示される。

"micorbitのブロックによるコーディング"
micorbitのブロックによるコーディング

コード要素のブロックを右側の窓にドロップすることでコードを作成する。右側のコード部には、"開始時"と"永久に"があり、開始時は起動時に一回だけの処理、永久にはループで処理する内容になる。コード時はどちらかにコード要素をドラッグしてパズルのようにはめこんで完成させていく。またコード要素は選択や入力窓がある場合は、選択や入力によってデフォルトの処理から変更することができる。

2. LEDディスプレイ上にパターンを表示のコード例

 LEDディスプレイ上にパターンを表示の例として、起動時にアイコン(ハート)を表示し、1秒後にアイコン(スマイル)を表示、3秒後に"Hello!"をループ表示するという処理を実行している。機能としては基本を選択し、開始時のにアイコン表示の要素をはめこみ、パターンをハートおよびスマイルを選択し、待機の要素では待機する秒数を入力する。またループ処理は、文字列を表示をはめこんで"Hello!"はデフォルトのままだが変更したければ入力窓に適当な文字列を入力すればよい。

コードが完成したらシミュレーションを開始して動作を確認する。シミュレーション開始をクリックするとUSBがmicrobitに接続され、設定した待機時間通りアイコンが切り替わり、文字列表示では右から左に1文字ごとに表示が流れていくことが確認できる。

"microbitのLEDディスプレイ表示"
microbitのLEDディスプレイ表示

3. まとめ

 C言語ベースのコーディングになれていると物足りなさを感じるが、関数の処理内容をいちいち調べなくても直観的にわかるので新規に取り組みやすいと思う。