Bing Web マスターでわかること
1. Bing Webマスター
前回はGoogle Search Consoleを取り上げたが、今回はBing Webマスターについて紹介する。BingはMicrosoftの検索エンジンで、Search ConsoleはGoogle検索の解析ツールだが、Bing WebマスターはBing検索の解析ツールである。
2. Bing Web マスターの導入
はてなブログへのBing Webマスターの導入手順は はてなブログへのBing-ウェブマスターツール導入方法 - ストレスフリーな生活ぶろぐ
に紹介されている。ただし、Search Consoleを利用してる場合は、Search Consoleの設定をインポートすることでほとんどの設定(所有権の確認やサイトマップ送信)が完了する。
基本的に所有権の確認とサイトマップの送信が成功していれば、問題なく使える状態になっていると思う。Search Consoleの場合は検索結果の表示に1~2日程度だったが、Bing Webマスターの場合は5日程度経ってから検索結果が表示され始めた。
3. Bing Webマスターでわかること
基本的にはSearch ConsoleのBing版と考えてよい。つまりBing検索で記事が表示された回数、クリック数、掲載順位、クエリなどがわかる。ダッシュボードはSearch Consoleのホーム画面に対応するもので下のように、表示回数やクリック数の推移が小さく表示されている。
ダッシュボードの下の方にSEOレポートが表示されている。Search Consoleのカバレッジに相当するものだと思うが、Search Consoleでは指摘されていないエラーが表示されている。
h1タグが複数あるのは、ブログのタイトルとブログの記事タイトルになるが特にこちら側で設定しているわけではないことと、Googleの検索エンジンでは問題視しない(かつては問題視していた)ということもあるので、k本的には問題ないと考えている。また説明がページのヘッドセクションにないというのも、設定でブログの概要を記述していないのが原因と考えらえるが、これも記事の概要とかぶるのでGoogleのSEO的には良い方向に働かないとされているので対処しない。
レポート&データのページトラフィックをクリックすると、"Use the new Search Performance feature"と表示され、さらに"Go to Search performance"をクリックするとSearch Consoleに近い画面が英語で表示される。 Bingでの表示回数、クリック数、クリック率、掲載順位の推移や検索クエリに対する表示回数、クリック回数、掲載順位がわかるようになっている。Googleと比較すると表示回数、クリック数ともに1/10弱となっている。
Search Consoleと比較して大きく違うのは診断ツールのキーワード調査でキーワードを入れると、そのキーワードを含む検索クエリの一覧と表示回数がわかり、どのような検索ワードどのくらい使われているかがわかる。これを利用してブログ記事、記事内容を検討するのがSEO対策となる。ただし、あくまでBing検索の範囲内でGoogleについてはわからないが、同様の傾向はあると思う。
4.まとめ
今回はBing Webマスターについて取り上げた。Search Console同様にBing検索での表示回数、クリック数、掲載順位の推移を知ることができる。Search Consoleと異なる機能としてSEOレポート、キーサード調査がある。キーワード調査はBing検索の範囲内という制約はあるものの、キーワード検索の傾向を知ることでSEOに活用することができると思う。