gnuplotによるグラフ作成16~パラメトリックプロットの例
今回は前回紹介したパラメトリックプロットを用いていくつかのパラメトリックプロットした例について紹介する。
1. パラメトリックプロットの設定
set size square set parametric
前回紹介したようにパラメトリックモードに設定するにはset parametric
、また縦横比を同じにするにはset size square
とする。
2. パラメトリックプロットの例
複雑なリサージュ図形:
plot cos(11*t), sin(13*t)
アステロイド曲線:
plot cos(t)**3, sin(t)**3
べき乗は**3
を用いる。
カージオイド曲線:
plot (1+cos(t))*cos(t),(1+cos(t))*sin(t)
対数螺旋:
plot exp(0.1*t)*cos(t),exp(0.1*t)*sin(t)
exp関数の肩の数値の大きさで螺旋の広がり方が決まる。
set trange [0:20] plot cos(t)+t*sin(t),sin(t)-t*cos(t)
パラメータの変動範囲を正側のみに変更した。対数螺旋に対して等間隔の螺旋がプロットされる。
set size nosquare plot t-sin(t),1-cos(t)
正方形表示を解除するためset size nosquare
としてからプロットした。
3. まとめ
今回はパラメトリックプロットの例として、簡単に媒介変数で表現できる曲線についてプロット例を紹介した。