つれづれなる備忘録

日々の発見をあるがままに綴る

Cloud LaTeX

 本ブログでもTeXを用いた数式表現を紹介しているが、数式部分のみの紹介で(はてなTeX記法やMathJaxは数式部分のみをWeb上に表示するツール)TeX/LaTeX自体はコマンド等に従ったレイアウト通りに出力する組版ソフトウェアと呼ばれるもので、数式表現に優れているため特に理系の論文・冊子を出力する際に使われる。

 TeX/LaTeXはフリーウェアだがインストール用のプログラムを実行すれば自動的にインストールされるわけではなく、必要なプログラムを自分で選択して順序に従ってインストールをしたり、環境パスの設定をする必要があったりなど、仕組みがわかっていないと正しくインストールできないという代物である。ただし最近ではLaTeXの統合環境ツールがいくつか使えるようになってきている。( Microsoft Windows - TeX Wiki )

Office365やGoogle Colabのようにクラウド上で利用できるTeX環境としてCloud LaTeXというものが取り上げられている。

prtimes.jp

アカリクという大学院・博士など向けの就職情報サイトを運営している会社が運営している。

2013年からサービスを開始しているが、最近もアップデートを行っており、ユーザ登録すれば無料で使用することができる。

どんな感じかは[LaTeX]環境構築いらず!Cloud LaTeXを使おう! | 発展途上の物理 などに書かれているが、制約としては使用できる容量が1024MBで、プロジェクト数は999個までということで大きな制約ではない。 また通常のTeX/LaTeXは画像をeps形式ではなくpngなどの画像ファイルをアップロードすれば、TeX文書中に挿入することができるようだ。