Texによる文書作成17 ~フォントアクセント
今回はLaTeXで文章中で使用できる文字のアクセントについて紹介する。
1. 文中でのアクセント
文中で使用できるアクセントのコマンドと数式環境($~$
や\begin{equation}~\end{equation}
)で使用できると異なる。文中で使用できるアクセントに関するコマンドを以下のようになっている。
アルファベットだけでなく、かたかなや漢字にも使用することができる。
上の表は以下のコマンドで生成した。
\begin{table}[htb] \begin{tabular}{|c|c|c|c|} \hline コマンド & 出力 & コマンド & 出力 \\ \hline \hline \verb|\`{a}| & \`{a} & \verb|\'{a}| & \'{a} \\ \hline \verb|\^{a}|& \^{a} & \verb|\"{a}| & \"{a} \\ \hline \verb|\~{a}| & \~{a} &\verb|\={a}| & \={a} \\ \hline \verb|\.{a}|& \.{a} & \verb|\u{a}| & \u{a} \\ \hline \verb|\v{a}| & \v{a} & \verb|\H{a}| & \H{a} \\ \hline \verb|\t{aa}| & \t{aa}& \verb|\c{a}| & \c{a} \\ \hline \verb|\d{aa}| & \d{aa}& \verb| \b{a}| & \b{a} \\ \hline \verb|\r{a}| & \r{a} & & \\ \hline \verb|\~{あ}| & \~{あ}& \verb|\v{漢}| & \v{漢} \\ \hline \end{tabular} \end{table}
2. 数式環境でのアクセント
次に数式環境で使用できるアクセントのコマンドについて示す。文中で使用できるアクセントのコマンドと比較できるようにした。
数式環境のコマンドだと文中にインラインで$\grave{\mathrm{a}}$
などを挿入する必要があるが、文中のコマンドであれば\
{a}`とすれば数式環境で用いているものと同じアクセントが装飾できる。
上の表は以下のコマンドで生成した。
\begin{table}[htb] \begin{tabular}{|c|c|c|c|} \hline 文中コマンド & 出力 & 数式コマンド & 出力 \\ \hline \hline \verb|\`{a}| & \`{a} & \verb|\grave{\mathrm{a}}| & $\grave{\mathrm{a}}$ \\ \hline \verb|\'{a}| & \'{a} & \verb|\acute{\mathrm{a}}| & $\acute{\mathrm{a}}$ \\ \hline \verb|\^{a}| & \^{a} & \verb|\hat{\mathrm{a}}| & $\hat{\mathrm{a}}$ \\ \hline \verb|\v{a}| & \v{a} & \verb|\check{\mathrm{a}}| & $\check{\mathrm{a}}$ \\ \hline \verb|\u{a}| & \u{a} & \verb|\breve{\mathrm{a}}| & $\breve{\mathrm{a}}$ \\ \hline \verb|\~{a}| & \~{a} & \verb|\tilde{\mathrm{a}}| & $\tilde{\mathrm{a}}$ \\ \hline \verb|\={a}| & \={a} & \verb|\bar{\mathrm{a}}| & $\bar{\mathrm{a}}$ \\ \hline \verb|\.{a}| & \.{a} & \verb|\dot{\mathrm{a}}| & $\dot{\mathrm{a}}$ \\ \hline \verb|\"{a}| & \"{a} & \verb|\ddot{\mathrm{a}}| & $\ddot{\mathrm{a}}$ \\ \hline \end{tabular} \end{table}
3. まとめ
文中で使用できるアクセントのコマンドを上手に利用することで、数式環境をインラインで挿入することなく数式環境のアクセントを使用することができる。