つれづれなる備忘録

日々の発見をあるがままに綴る

CES2021オンラインでの注目製品4

 前回に続きCES2021オンラインで注目されてる技術・製品に関して、今回はイノベーションアワードを受賞したもののいくつかを紹介する。

atatat.hatenablog.com

CESイノベーションアワードは以下の通り消費者向けのテクノロジー製品において傑出したデザインや技術を称える毎年恒例のコンテストである。

The CES Innovation Awards is an annual competition honoring outstanding design and engineering in consumer technology products.

Integrated Spatial Assistant Console(ISAC)

prtimes.jp

IBM Digital Makers Lab.が開発した議事録スマートスピーカーで、上記の記事では

複数話者の文字起こしを可能にする会議ソリューションで、会議出席者の特定および複数話者が同時に会話するシーンでの発話内容のテキスト化を可能にし、「誰が何を話したのか」を記録します。

通常は、単に人の会話をテキスト化する(これも非常に高度な音声認識技術で、abemaのAIポンなど)が、複数の人が同時に会話しても発言者ごとにテキスト化するというもの。

"複数話者が同時に会話するシーンでの発話内容のテキスト化"については実験映像でもあると、どの程度の能力があるかイメージできるが、いまのところ開発者のインタビュー記事ぐらいしか情報がない。 一般的には下のよう複数話者の会話テキスト化は研究レベルの課題なので、どこまでのことができるか非常に気になる。

www.kecl.ntt.co.jp

次はコンチネンタル社の車載の技術で、牽引しているトレーラーを透明に表示して後方を確認できる透明トレーラー

response.jp

他には最大300mの物体検出を可能にする4Dイメージング長距離レーダーセンサーや車内の内装表面が振動するスピーカーレスシステムがある。

ワイデックス 社の補聴器は音の遅延時間を7-10msから0.5ms以内に短縮したことと、機械音を除去。さらにAI機能を用いて周囲の環境音を分析して、ユーザ好みの音を選択することができる。 通常のワイアレスイヤホンだと全体的な遅延は問題にならないので、補聴器固有の問題を解決している。

www.value-press.com

Vanguard Industries社は日本のスタートアップで大手企業、中小企業、大学と連携してプロジェクトを推進する。MOFLINは名前の通りモフモフしたやわらかい毛皮、鳴き声、仕草を特徴とするAIペットロボットでkickstarterで支援を集めている。

robotstart.info

最後にArlo社の家庭向けの屋内・屋外用監視カメラで、人が玄関に近づいたのを検知してドアベルとして機能するタッチレスビデオドアベル。ベルを押さなくてよいというコロナ禍ならではのソリューション。

www.asahi.com

www.arlo.com